春が来た、と思ったら、もう夏を感じるくらい暑くなってきましたね。庭のツツジが満開になり、シダも新芽をにょきにょきと伸ばしています。
今年は 6 月にハワイ島ヒロで行われるフラの国際カンファレンス KA ʻAHA HULA ʻO HĀLAUAOLA 2018 への参加を予定しています。そのオープニングセレモニーでカヒコを踊る衣装の準備に取り掛かり始めました。布をウコンで染めるところから始め、その布でパウスカート、トップとブルマを縫っていきます。さらにハワイ島に到着後、現地で植物を採取(または購入)し、手・足・頭に装着するレイを編みます。当日同じ衣装を身に付けた数百人のフラダンサーが皆で同じカヒコを踊ります。
染めはずっと興味があり、草木染めをした布でパウスカートを作りたいと思っていました。今回の機会に感謝し、色々な人に相談したり、調べたり、どきどきしながら準備を進めています。
そして、せっかくなので「フラのじかん」のみんなともウコン染めをする機会を作ることにしました。
ハワイの先生からシェアしてもらった作り方はごく大ざっぱ!この情報だけでは不安なので、試しに家にあった布と染めの材料(ウコン、塩、酢)を使って試作をしてみました。
大鍋に湯を沸かし、水で溶いたウコンを加え、よく混ぜます。さらに塩を加えて、溶けるまでしっかり混ぜます。水で予洗いした(湿った)布を投入、均一に染まるよう布を広げながら約 1 時間、ぐつぐつ煮ていきます。火を止め、お酢を加えます(布に直接かからないように注意)。よく混ぜ、45分ほどつけ込みます。そして最後に水でしっかりとゆすぎます。
これを脱水し、日陰で干し、乾いたら、完成。
今回染めた布は麻で、綺麗な黄色に染まりました。実際にパウスカートをつくるのは綿を使用しますので、多少色の出方が変わると思います。(候補の綿布を買ってきたので、試作第2段を近日中に行う予定)
パウスカートに使う布は大人サイズで4m、小さな子供サイズでも2mは必要となります。かなり大きな鍋で一人分ずつ染めていくので、時間もかかり、一度に全員分は難しそう。
それでも染め上がった布を手に取ると、とても愛おしい気持ちが湧いてきますし、これがパウになるのはとても楽しみなので、ウコン染め参加希望者がみんな出来るよう、何度か開催したいと思います。
ウコン染め第1回目は 5月13日(日) 見附コミュニティセンターの調理室で開催予定です。参加ご希望の方は、どうぞお早めにお知らせください。つけ込んでいる間にフラも練習します!
*使用する布が決定し次第、参加費(材料費含む)を参加者へお知らせします。
ikue
*追記*
ウコン染をした布を使ってパウスカートをたくさん作りました。イベントでも衣装としてみんなで合わせて着ています。どんな感じに仕上がるのか、下のリンクから過去の「お便り」でご覧頂けます。
こんばんは。
最近刺繍を始めました。
自然なもので糸を染めて使いたいと思い立ち、ウコン染の方法を色々と調べていたらこちらの方法が良さそうだ、と思いコメントさせていただいています。
ただウコンや塩、酢をどのくらい使えば良いか分からず、教えていだだけないでしょうか?
宜しくお願い致します。
いいねいいね
こんばんは。
ウコン染の糸で刺繍、素敵ですね!
下記に分量をお書きします。糸を染めるのでしたら、極少ない量で大丈夫かと思いますので、使用するお湯の量に応じて他の材料を調整してみてくださいね。
お湯 5L
ウコン(粉)大さじ1と1/2
塩 小さじ1と1/2
酢 50cc
また注意点ですが、ウコンで染めたものを洗う場合は中性の洗剤をお使いください。他のものを使うと、赤く変色します。(よく洗えばまた元に戻ります)
そして、ウコンの色は光で退色してしまうので、暗所で保管をすることをお勧めします。
素敵な刺繍ができますように。
いいねいいね